攻殻機動隊S.A.C. SSS

昨日Amazonから攻殻SSSのBD(電脳化BOX)が届きました。

SSSは発表当時からその存在は知っていたけど観る機会がなかったので、3Dで劇場上映されると知ったときは今度こそ見に行かなくちゃ!と興奮した記憶があります。実際に見に行ったらやっぱり当然の様に面白くて、しかも「3Dってこんな風に使えるんだ!」という感動もあって嬉しかった。これが自分の3D初体験だったことになるけど、3Dなんてそんなにアピールされても興味ないしーとか思ってたのが勿体無いというか(まあアニメで3D映像化している作品ってそもそも他に知らないけど)。

攻殻機動隊の魅力の1つとして、その圧倒的な情報量が挙げられることは多い。士郎正宗の原作はまだ全部読んでいないけど、数話読んだだけでも、欄外の注釈量の膨大さとか行間からにじんでくる世界観の緻密さとかがぐいぐい圧迫してくる。神山監督のS.A.Cもそういう意味での魅力があるし、現実の社会問題をテーマに織り込んでいく手法はすごい。SSSで言えば高齢化社会における老人の孤独死が扱われていて、「貴腐老人」なんかは当時スタッフ内でもわかりずらいと言われていたらしいが、それだけ神山監督の先見性がわかる。テーマは重いけどS.A.C.はちゃんとエンターテイメントしていて、そのバランス感覚ってどうやって磨いていくんだろうか。神山監督の脳に繋がれたら面白いんだろうなぁとか妄想してみたり。。。

攻殻機動隊はアニメのオールタイムイズベストなので、これからも何度も観るつもりなんだけど、1つだけ問題があります。。。
我が家には3D対応製品がない!
だから3D版が観られない!
電脳化されたいのにしてもらえない!