夢分析

精神分析創始者たるフロイトが著した「夢判断」は(当然の様に)未読。
新書ぐらいだったら手軽に読めるかなーという期待でもって読みました。

内容的にはとても具体的な夢の事例が挙げられていて、
それに対する分析がなされています。
なのでイメージがしやすいですし、読みやすい。
類型夢(多くの人が見る同じような夢)の具体例と
それに対する意味づけを知るってだけでも面白かった。

空を飛ぶ=言語の獲得=人間になる
虫=妊娠
水に入りかつ出る=誕生
木=女性
とか他にも多数。
そしてやっぱり最終的には性が出てくるんだなーというのが率直な感想。
率直過ぎるか(笑。

夢は現実の問題に直面し、大人になる前の幼い自分を再度見出すことで
その解決を図る、という考え方。
累層構造(同じ構造の繰り返し)から「固着」を見出す、という見方。
エディプスコンプレックスについては、感覚的にも論理的にも、
相変わらずいまいちピンと来ないんですが。
口唇期や肛門期の欲求から「性」という言葉をあえて抜かなかった
フロイトの真意がわかってないのが原因なのかなぁ。。。

トイガンとか

エアガンを買ってみました。
手慰みの小説でトイガンを出してみようと思い、それなら現物ぐらい見なきゃいかんという動機。

まずどこで買えばいいのか調べるところから始めたわけで、とりあえず近場の専門店に行って見ることにしました。
店内に入ってみると、想像はしていましたがやっぱり独特の雰囲気で、そこにいるだけで奇妙な緊張感を味わいました。
大学デビューで慣れないファッションショップに勇気を出して入ってみた当時の心境というか、俺って場違い人間じゃね?白い目で見られてんじゃね?という脅迫感ですな。まあ、トイガンショップとファッションショップじゃ毛色が違いすぎるんですが。

で、買ってみたのは東京マルイ(当然百貨店とはかんけーない)のデザートイーグル
さっそく持ち帰って開けてみましたけどあれですね。
純粋にカッコいい。
コッキングとか燃え燃えですわ。
撃つのは怖いので撃ってないんですけど(あとでネット上で、「撃たないのに無闇にコッキングするな馬鹿」という記述を発見してあばばば)。

なんか地味に新たな趣味が目覚めそうでちょっと怖いなー。

攻殻機動隊S.A.C. SSS

昨日Amazonから攻殻SSSのBD(電脳化BOX)が届きました。

SSSは発表当時からその存在は知っていたけど観る機会がなかったので、3Dで劇場上映されると知ったときは今度こそ見に行かなくちゃ!と興奮した記憶があります。実際に見に行ったらやっぱり当然の様に面白くて、しかも「3Dってこんな風に使えるんだ!」という感動もあって嬉しかった。これが自分の3D初体験だったことになるけど、3Dなんてそんなにアピールされても興味ないしーとか思ってたのが勿体無いというか(まあアニメで3D映像化している作品ってそもそも他に知らないけど)。

攻殻機動隊の魅力の1つとして、その圧倒的な情報量が挙げられることは多い。士郎正宗の原作はまだ全部読んでいないけど、数話読んだだけでも、欄外の注釈量の膨大さとか行間からにじんでくる世界観の緻密さとかがぐいぐい圧迫してくる。神山監督のS.A.Cもそういう意味での魅力があるし、現実の社会問題をテーマに織り込んでいく手法はすごい。SSSで言えば高齢化社会における老人の孤独死が扱われていて、「貴腐老人」なんかは当時スタッフ内でもわかりずらいと言われていたらしいが、それだけ神山監督の先見性がわかる。テーマは重いけどS.A.C.はちゃんとエンターテイメントしていて、そのバランス感覚ってどうやって磨いていくんだろうか。神山監督の脳に繋がれたら面白いんだろうなぁとか妄想してみたり。。。

攻殻機動隊はアニメのオールタイムイズベストなので、これからも何度も観るつもりなんだけど、1つだけ問題があります。。。
我が家には3D対応製品がない!
だから3D版が観られない!
電脳化されたいのにしてもらえない!

パラノーマル・アクティビティ

以下、ネタばれ有

  • あらすじ

ケイティは幼い頃からある悩みを抱えていた。
8歳の頃、彼女の家は謎の出火で全焼、一家は全てを失った。新たな家で家族との新たな生活を送り始めた彼女だったが、彼女の周辺では奇妙な現象が後を絶たない。肌に感じる何者かの視線。誰もいないはずの屋内で響く物音。失火前から定期的に続いていたそれらの怪奇現象は、今に至るも続いている。
ケイティは「何か」につきまとわれているのだ。
ケイティの恋人であるミカは、最近再び現れ始めた怪現象の正体を探るため、ビデオカメラで二人の同棲生活の一部始終を録画し始める。
相談者として自宅に招いた霊能力者であるフレドリックス教授は、ケイティにつきまとう「何か」はおそらく悪魔であり、これを解決するためには悪魔の専門家(名前忘れたー)に助けを求めるほかないと言う。しかし「何か」の正体を自分の力で見極めてやろうと挑発的な態度で臨むミカは、フレドリックス教授をうさんくさいインチキ野郎だとして忠告を信じようとはしない。ケイティは妥協案として、自分たち二人ではどうしようもなくなったら悪魔の専門家を呼ぶとミカに約束させる。
「何か」の正体を掴むため、ミカは様々な手段を講じる。集音マイクを使った呼びかけ、ケイティの制止を無視したウィジャ盤によるコミュニケーション、粉を床にまいて行動を追跡する等など。それらの手段のことごとくに「何か」は反応を示し、そのたびにケイティを脅かす怪奇現象は悪化の一途を辿った。
ミカのビデオカメラはそういった深夜の怪奇を全て記録していた。ひとりでに動き出すドア。深夜に起きだして2時間あまりもじっと立ち尽くすケイティ。ドアにかげる人影。粉に残された足跡。寝室真上の屋根裏にはケイティと昔の家を写した写真が焼けて放置され、壁に飾った二人の写真はミカの顔だけ傷つけられている。
もう限界だ。ケイティは悪魔の専門家に助けを求めようとするが、折悪しく海外に出ていて連絡が取れない。藁にもすがる思いでフレドリックス教授に再び来てもらうが、彼は「自分にはどうにもできない。私がここにいるのは事態を悪化させるだけだ。悪魔が怒っている。悪魔の専門家は2、3日後には帰ってくる予定だ。それまで待つんだ」と言い残して去ってしまった。
そしてケイティとミカに絶望的な恐怖が。。。

  • 感想

スピルバーグをして「本作の恐怖をこれ以上超えることは不可能」とリメイクを断念させたという逸話で有名な本作。製作費100万円の低予算で作られているところに夢のような何モノかを感じます。
架空のドキュメンタリー(モニュメンタリーって言うらしい)になっていて、そこらへんはブレアウィッチプロジェクトを思い出さずにはいられません。ブレア観てないんだけどね。

まず怖かった怖くなかったかで言えば、怖かった。
はい、しっかりと恐怖のツボを押されたって感じです。
まあノミの心臓だから大概のホラーが怖いんだけど(笑。
人によっては別に怖くなかったわ〜って向きもあるでしょうが、ホラー映画で怖い思いが出来ないって何か損した気分になりません? そういう意味で自分は得な人種なのかな。
オープニングからファミリービデオ臭漂う安っぽい音声が入っていて、そこらへんの雰囲気が出ていたから、すぐに世界観に入り込みました。映像は存外淡々としているんだけど、それが助長な感じではなくて、むしろリアルタイム感を引き出していてイイ。視覚的な刺激はそんなに強くないし(例えばエクソシストのゲロゲロ〜みたいな)、スプラッタなんてほとんどない。生理的な嫌悪感とは一切無縁で、言ってしまえば淡々と怖い(解説で稲川淳二も似たようなこと言ってたけど)。

「淡々と怖い」っていうのは、ある意味で「爆発的に怖い」よりも恐怖を煽ります。
だってエクソシストとかリングとかはそりゃもう怖いけど、あれって超常現象すぎるから良くも悪くもフィクションから逃れられない。怖いけどぶっちゃけ俺の人生とは関係ないよね、という逃げ道があります。でもパラノーマル・アクティビティみたいな淡々とした怖さは日常によりそっているから、なんかこれぐらいなら自分の身近でも起こりそうって思えてしまうのです。
寝ないでいられる人なんてこの世にいないじゃん(例外的にいるみたいだけど)ってことで、寝てる間に何されるかわかったもんじゃないって危惧なんかを刺激されます。
とゆーことで、昨日は寝つきが悪かった(笑。

パラノーマル・アクティビティは続編も出ています。日本版続編も2010年に公開されてたようです。これらの出来ってどうなんでしょうね。続編全般に不信感があるので期待したくても安易に期待できないんですが、ターミネーター2みたいに続編も素晴らしい映画だって結構ありますから、食わず嫌いはイカン。
機会があれば見てみたいです。

おもいつきだけど

はてなダイアリーを作ってみる

何事も思いついたら即行動に移すのが大切だよね、という「アンタ本気でそう思ってるか?」と言われかねないステレオタイプな動機で作ってみました。
とはいえ一応ブログを作る目的のようなものは漠然と考えていて、他人の眼に晒すに耐えうる文章を書く練習、持続という癖を作る、想起の訓練(要するに覚えるだけじゃなくて思い出す)という三つを想定しております。
が、いざブログを作るにあたってチュートリアル的にヘルプを眺めてましたら、そもそもはてなサービスの概念を理解する段階で微妙に難儀してそれを脳内で整理するのに苦労するところから始まり、「はてな記法?何それおいしいの?」と続いて、終いには「はてなダイアリーってそもそも他のブログと何が違うんじゃゴルァ」なんて体たらく。見切り発車もいいところ。
でもいいのです。ちょっとずつ勉強していく(予定だ)から。
とゆーことで、次の記事は何にしようかなぁ(笑。